青森県十和田市

苫米地ヤス子

天手子米ランド

-豆(大豆、小豆、緑豆)、米、麦

 平成5年から今年で30年間、農薬、化学肥料不使用の田畑から取れた米、大豆達を作っている苫米地ヤス子です。
 人様の口に入る作物だからなるべく安全に作る。農業で環境に迷惑をかけたくない。おおげさにみえるが地球を守りたい、をモットーに夫と共に家族に助けられやり続けてきました。
 水や土を汚すかも知れない農薬、化学肥料を買うお金がないので、この手で草取りをし、体操のつもりで楽しく(?)身体を動かし、作物に声をかけて育てています。私の作物がお役に立てれば幸いです。

 農業を始めたきっかけは、保母をしていた頃、アトピー性皮膚炎で苦しむ子供を初めて見て、食物も原因の一つだと講習会で知り、農家の嫁でもあり、農業をやる時は農薬、化学肥料を使わないと迷わず決めました。

 青森県十和田市は十和田湖があり緑豊かで寒暖差があるので美味しい米、野菜ができる所です。この頃は農家の件数が少なくなり耕作放棄地が徐々に目立つ様になりました。

 今一番生活者に伝えたいことは“たね”です。例えば大豆の種、昨年獲った種を植えたら芽が出て収穫できるのが当たり前、また来年も使える種をAとします。
 近年は遺伝子を操作して多収穫、除草剤に強くするためとかの種が出てきました。この種は1年しか持ちません。毎年買うことになります。この種をBとします。
 AとBの作物が交配するとCという種となり、もう二度と元に戻らなくなるそうです。今まで見たことのない景色が現れるかもしれません。今まで通りの永久に使える“たね”を守りたいと切に願っています。

 土は命の源、小さじ一杯に1億もの微生物が住む土。植物もそれを食べる動物、人間も土の恩恵で生きている。生活者が土に触れるチャンスを提供していきたいです。